DS検定(データサイエンティスト検定)合格体験記|勉強時間・勉強法・合格率
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データサイエンティスト検定 リテラシーレベル(DS検定®★)を受験し、無事に合格できたので記録を残しておきます。G検定に合格していたこともあり、AIの分野はほぼ勉強せず、約20〜30時間ほどで挑みました。
なお、この記事は受験後に書いたものです。試験の制度や出題内容はその後変更になっている可能性があるので、最新情報は必ず公式サイトで確認してください。
受験日
第13回(2026年6月)を受験しました。第13回は2026年6月6日〜6月21日が試験期間で、私はその期間内の6月20日に予約して受けました。DS検定は、試験期間内に全国のCBT会場で都合のよい日時を選んで受験する方式です。
検定の概要
DS検定は、一般社団法人データサイエンティスト協会が実施する、データサイエンティストの「見習いレベル」の実務能力・知識を測る検定です。出題は協会の「スキルチェックリスト」と、数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)モデルカリキュラムに準拠していて、データサイエンス力・データエンジニアリング力・ビジネス力の3つの力をリテラシーレベルで問う内容になっています。
出題範囲は、基盤領域(行動規範・論理的思考・課題定義・データ可視化・ITセキュリティなど)、データサイエンス領域(線形代数・微分積分・統計数理・仮説検証・モデル化など)、データエンジニアリング領域(環境構築・データ収集/加工・SQL・プログラミングなど)、価値創造領域(事業設計・ガバナンス・倫理など)と幅広く、数学・統計の計算問題も含まれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験料 | 一般10,000円・学生5,000円・大学会員(学生)4,000円(いずれも税抜) |
| 試験時間 | 100分 |
| 出題 | 選択式100問 |
| 合格基準 | 非公表(回ごとに正答率の目安が事後公開。近年は約77%) |
| 合格率 | おおむね4〜5割(後述) |
| 受験方式 | CBT(全国の試験会場)・年2回程度の試験期間内に随時 |
(2026年6月時点の公式サイトの情報です)
受験資格
受験資格に制限はなく、誰でも受けられます。
合格基準
合格基準は非公表です。ただし、試験のあとに公式サイトの過去実施結果のページで、回ごとに「正答率○%以上が合格」という目安が公開されます。初期は正答率80%前後でしたが、近年は約77%で推移しています。
100問中77問前後の正答が必要という水準で、合格率が4〜5割にとどまることも踏まえると、しっかり対策しておきたい試験です。
合格率
DS検定の合格率は、おおむね4〜5割で推移しています。回ごとの受験者数・合格者数・合格基準は、公式サイトの過去実施結果で公開されていて、そこから合格率の推移をまとめました。
| 回 | 実施 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格基準 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第12回 | 2026年3月 | 約2,400名 | 1,001名 | 約42% | 正答率約77% |
| 第11回 | 2025年11月 | 約3,560名 | 1,529名 | 約43% | 正答率約77% |
| 第10回 | 2025年6月 | 約2,200名 | 956名 | 約44% | 正答率約77% |
| 第9回 | 2025年3月 | 約2,720名 | 1,188名 | 約44% | 正答率約77% |
| 第8回 | 2024年11月 | 約3,300名 | 1,474名 | 約45% | 正答率約77% |
| 第7回 | 2024年6月 | 約1,950名 | 929名 | 約48% | 正答率約77% |
| 第6回 | 2024年3月 | 約2,500名 | 1,089名 | 約44% | 正答率約79% |
| 第5回 | 2023年11月 | 約3,750名 | 1,427名 | 約38% | 正答率約79% |
| 第4回 | 2023年6月 | 約3,050名 | 1,347名 | 約44% | 正答率約79% |
| 第3回 | 2022年11月 | 約2,600名 | 1,088名 | 約42% | 正答率約79% |
| 第2回 | 2022年6月 | 約2,900名 | 1,453名 | 約50% | 正答率約80% |
| 第1回 | 2021年9月 | 約1,400名 | 927名 | 約66% | 正答率約80% |
(2026年6月時点の公式発表から算出)
第1回こそ約66%と高めでしたが、第2回以降はおおむね4〜5割で推移しています。G検定の合格率(7〜8割)と比べると数字の上では低めで、難しい試験という印象を持つかもしれません。
難易度(G検定との比較)
合格基準が非公表で、しかも正答率77〜80%という高めのラインであること、さらに数学・統計の計算問題が出ることから、DS検定はG検定より難しいと言われることが多いです。
ただ、これは出題範囲の性格の違いも大きいと感じます。G検定はAI・ディープラーニングに範囲が絞られているのに対し、DS検定は統計・数学・データエンジニアリング(SQL やプログラミング)・ビジネスまで横に広いぶん、人によって得意・不得意が出やすい試験です。
逆に言えば、AIの分野についてはG検定に合格していればほぼ勉強不要です。DS検定のAI関連の出題はG検定より圧倒的に簡単で、私はこの分野はほとんど対策しませんでした。
Di-Lite・DX推進パスポートとの関係
DS検定は、デジタルリテラシー協議会(IPA・データサイエンティスト協会・日本ディープラーニング協会の官民連携組織)が定義するDi-Lite(全ビジネスパーソンが身につけるべきデジタルリテラシーの範囲)の推奨資格の1つです。Di-Liteは「IT・ソフトウェア」「数理・データサイエンス」「AI・ディープラーニング」の3領域からなり、それぞれに対応する資格として次の3つが位置づけられています。
この3つすべてに合格すると、デジタルリテラシー協議会が発行する「DX推進パスポート」のデジタルバッジ(レベル3)が取得できます(1つでレベル1、2つでレベル2)。この3資格制覇を目指す人も多く、難易度や知名度の面から、ITパスポート → G検定 → DS検定の順で取得する人が多い印象です。私も3つそろったので申請しました(DX推進パスポート3を取得した記録)。
勉強時間
私はG検定合格後、1か月ほど勉強しました。時間は正確には記録していませんが、合計20〜30時間ほどだと思います。
前述のとおりAIの分野はG検定の知識でカバーできたので、その分の勉強を省けたのが大きかったです。これからDS検定を目指す方も、先にG検定を取っておくと、AI分野の負担を減らしたうえで臨めます。
勉強方法
DS検定は公式サイトにサンプル問題が10問公開されているだけ(2026年6月時点、practice_v2.pdf)で、過去問をやり込むという勉強法は使えません。そのため、何かしら問題集を入手して解いていく形になります。
書籍
問題集と教科書は、章ごとの練習問題と模擬試験1回分という構成のものを使いました。まずは1冊を軸に解き、間違えたところを理解しながらつぶしていく進め方です。
徹底攻略データサイエンティスト検定問題集[リテラシーレベル]対応 第2版
スキルアップNeXt ほか/インプレス
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合格対策 データサイエンティスト検定[リテラシーレベル]教科書 第2版
園部康弘・藤丸卓也 ほか/データサイエンティスト協会 監修
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どちらも章ごとの練習問題と模擬試験1回分が付いています。私はこの2冊で範囲をひと通り押さえました。
公式が紹介している ver.6 対応の公式リファレンスブックもあります。私は購入しませんでしたが、最新のスキルチェックリストに対応した1冊を手元に置きたい人にはこちらがよいと思います。
最短突破 データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック 第4版
ディジタルグロースアカデミア/技術評論社(スキルチェックリスト ver.6 対応)
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また、統計分野の補強として、統計検定3級・4級の問題集も使いました。DS検定の統計・確率の計算問題に慣れるのに役立ちます。
日本統計学会公式認定 統計検定3級・4級 公式問題集[CBT対応版]
日本統計学会
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動画
教材として動画も活用しました。
データサイエンティスト基礎講座(スキルアップNeXt)
DS検定リテラシーレベル対応 データサイエンティスト基礎講座は、全編を無料で視聴できます。私はこれを視聴しました。内容もよくまとまっていて、おすすめです。
YouTube(シミュレーションの世界に引きこもる部屋)
YouTubeでは、チャンネル「シミュレーションの世界に引きこもる部屋」のDS検定コースを視聴しました。
Webサイト(無料の問題集)
過去問が乏しいぶん、問題数を稼ぐために無料のWeb問題集も活用しました。
- DS検定対策の問題集(simulationroom999) … 上のYouTubeチャンネルの方が運営するサイトで、318問と問題数が豊富です。ただ広告が多く、問題がランダム表示で進捗管理がしづらいのが難点でした。私は問題・解答履歴を管理するChrome拡張を自作して使いました。
- データサイエンティスト検定 WEB問題集・一問一答(realistic.jp) … 530問収録の無料問題集。一問一答形式で問題文や選択肢が短く、本番の設問(やや長めの文章で出題される)とは形式が違いますが、用語や知識の確認を数多くこなしたいときに便利です。私は全問解きました。
アプリ
データサイエンティスト基礎講座と同じ事業者が販売している対策アプリも使いました。体験版がなく買い切りですが、問題を多く解きたかったので購入しました。1周+間違えた問題の復習に使い、少し高めとはいえ問題集と考えれば書籍より安いので、選択肢としてはアリだと思います。
DS検定対策アプリ
SKILLUP NeXt, Ltd.
App Store で見る
試験当日
100問100分なので、時間管理はシンプルです。1問あたり1分を切るペースで解き進め、最後に20分ほど余った時間で見直しをしました。
結果
DS検定はCBTなので、試験を終えるとその場で「結果レポート」が出て、総合スコアと分野別の正答率がすぐに分かります。私の総合スコアは89.0%でした。

ただし、この結果レポートはあくまで参考評価という位置づけで、正式な合否はその場では分かりません。私が受けた第13回では、合否は2026年7月下旬以降にマイページ(申し込んだウェブサイト)で確認できる、と案内されていました。近年の合格基準が約77%なので、総合スコアが出た時点で合否の見当はつきますが、確定は後日となります。
合格発表
合格発表は2026年7月29日で、無事に合格していました。マイページからは、スコアシートと合格証明書(どちらもPDF)をダウンロードできます。

合格証明書は、この記事の冒頭に載せている画像がそれです(認定番号・氏名はマスクしています)。
オープンバッジ
合格発表と同じ2026年7月29日に、データサイエンティスト協会からオープンバッジ授与のお知らせメールが届きました。授与されたバッジの名称は「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル 2026」で、合格した年度がバッジ名から分かるようになっています。

オープンバッジは、発行者・授与日などの情報が埋め込まれた国際標準規格のデジタル証明書で、SNSやメールの署名などに貼って合格をリンク1つで証明できます。仕組みの詳細はG検定の記事にも書いています。
メールのリンクから受領手続きを始めると、初めての場合はウォレットのアカウント作成に進みます。受領する前に中身を見たい場合は、メール内の「オープンバッジ内容確認」のリンクからバッジの内容を確認できます。
このオープンバッジは、前述のDX推進パスポートの申請にも使えます。私は合格発表と同じ日に申請し、15日後にレベル3のバッジが発行されました(DX推進パスポート3を取得した記録)。
ITパスポート・G検定とあわせてDS検定に合格すれば、Di-Liteの3領域をひと通りカバーしたことになります。データサイエンスの入り口としても、DX人材としての足場固めとしても、挑む価値のある検定だと思います。