ビジネス著作権検定 上級 合格体験記
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ビジネス著作権検定の上級を受験したので、記録を残しておきます。在宅で受けられる「リモートWebテスト」形式の試験です。
なお、検定の制度や出題内容はその後変更になっている可能性があるので、受験資格や試験範囲などの最新情報は、必ず公式サイトで確認してください。
受験日
2026年6月7日(日)の第67回検定で、上級を受験しました。上級は年2回(6月・11月)の実施で、初級だけが実施される回もあります。
検定の概要
ビジネス著作権検定は、株式会社サーティファイ(サーティファイ著作権検定委員会)が実施する、著作権に特化した検定です。著作権に特化した国内唯一の資格検定をうたっており、過去の判例を題材にした実践的な問題が出るのが特徴です。
級は初級と上級があります(このほか、団体受験のみのBASICもあります)。上級は40問・90分で、合格基準は70%以上、受験料は8,700円(税込)です。初級は30問・60分・65%以上・5,800円(税込)です。出題形式はリモートWebテストで、PCのブラウザ上に多肢選択式の問題が提示されます。
| 項目 | 内容(上級) |
|---|---|
| 受験料 | 8,700円(税込) |
| 試験時間 | 90分 |
| 出題 | 多肢選択式40問 |
| 合格基準 | 正答率70%以上 |
| 受験方式 | リモートWebテスト(在宅)・年2回 |
(2026年6月12日時点の公式サイトの情報です)
合格率の推移
合格率は、初級を含む検定全体の年度平均が、公式サイトで年度ごとに公表されています。これまでに公表された数値は次のとおりです。
上級単独・回別の数値は公表されていません。上級は初級より難しいぶん、上級だけの合格率はこれより低めになると考えられます。
知的財産管理技能検定の受験資格になる
知的財産管理技能検定の2級(管理業務)にはいくつかの受験資格があり、そのひとつが「ビジネス著作権検定 上級の合格者」です。つまり、上級に合格すると、国家資格である知的財産管理技能検定2級の受験資格を得る方法のひとつになります。このほか、1級(コンテンツ専門業務・特許専門業務)の学科試験の受験資格にもなります(1級は別途1年以上の実務経験も必要です)。
ただし、2級の受験資格として使うには期限があり、「合格日が、技能検定の実施される年度およびその前年度・前々年度に属するもの」に限られます。著作権の知識を入り口に知的財産管理技能検定へ進みたい人にとっては、有力なルートのひとつです。
難易度
知的財産管理技能検定の受験資格にもなる試験ですが、2026年3月時点までの試験を比べると、知的財産管理技能検定で問われる著作権の問題よりも、ビジネス著作権検定のほうが難しい印象です。より細かく、詳しい知識が問われます。
年2回しか実施されず受験のチャンスが少ないこともあり、難しい部類の試験だと思います。ただ、初級の問題が余裕で合格できるレベルであれば、あとは後述の上級の過去問・模擬試験・練習問題を一通り解いて、間違えたところを復習すれば、合格できるレベルにはなると思います。そう考えると、必要な勉強時間はそれほど多くありません。なお、公式サイトでは、上級の学習時間の目安を45時間(初級取得後に要する目安)としています。
勉強方法
勉強は、すべて公式から提供されている問題で行いました。
問題を解いてみると分かりますが、単に著作権を侵害しているか否かだけでなく、どの権利(◯◯権)を侵害しているのか、なぜその権利の侵害だと判断できるのかといった細かい部分まで問われます。正解の選択肢だけでなく、不正解の選択肢に関わる条文まで確認しておく必要があります。
サンプル問題
公式サイトで、試験1回分の形式のサンプル問題が無料で手に入ります。上級を受けるなら、初級のサンプルも解いておくとよいです。
公式テキスト
唯一の公式テキストで、模擬試験3回分が手に入ります。初級の範囲もあわせて解いておくとよいです。
(公式模擬問題付き) ビジネス著作権検定 公式テキスト[初級・上級] 第4版
和田宏徳・坂本優・藤原正樹・紋谷暢男・土肥一史
Amazonで見る
ただし、テキストの解説自体は非常にわかりにくく、私はまったく活用しませんでした。付属の模擬試験を解くために使った、という感じです。
デジタル問題集
サーティファイから問題集が販売されています。書籍版は2026年6月時点では在庫限りで終了とのことで、発行日も相当古いようです。私はデジタル問題集を購入して勉強しました。
デジタル問題集では、練習問題と過去問2回分が手に入ります。

買い足しオプション
デジタル問題集に加えて、模擬問題1回分が買い足しオプションとして販売されています。これも購入して解きました。
受験方法
受験はリモートWebテストによる在宅(在社)受験のみです。「2つのカメラ」と「7つのAI」で不正を監視する仕組みになっています(「7つのAI」が具体的に何を指すのかは、公式サイトを見た範囲では分かりませんでした)。
具体的には、受験用端末(PC)のカメラで受験中の自分を撮影し、スタンドに立てたスマートフォンのカメラで受験中のPC画面側を映します。用意するものは、インターネット接続環境・受験用端末・スマートフォン・スマートフォンスタンド・静かな個室です。
試験当日
上級は40問・90分で、時間にはかなり余裕があります。
受験中にメモを取ることはできませんが、受験後に自分が受けた問題と解答・解説を入手できます。そのため、試験の最後に、自分が選んだ回答を一通り見直して覚えておくと、あとで自己採点や復習に役立ちます。
受験後
試験が終わると、すぐにアンケート画面に移ります。回答は任意ですが、アンケートの中で、試験中に物音や音声が入り込んでしまったなどの懸念事項があれば申し開きを記入できるようになっています。気になることがあった人は、書いておいたほうがよさそうです。
翌日には、試験問題と解答・解説のPDFを一定期間だけダウンロードできます。受験中にメモは取れないので記憶頼りにはなりますが、これで自己採点ができます。私の自己採点は40問中34問の正解(85%)で、合格基準の70%を超えていました。
結果
結果発表は受験から約2〜3週間後です。今回の第67回では、受験(6月7日)から約2週間後の6月19日付で合否が確定し、6月24日に認定証と結果票をオンラインでダウンロードできるようになりました。結果は合格、得点率は自己採点どおり85%でした。

この「結果票」は受験から1年間オンラインで確認でき、総合の得点率だけでなく、上の画像のように分野ごとの正答率や問題ごとの正誤までわかります。
合格すると認定証もオンラインで発行され、ダウンロードできます(この記事のトップ画像が、氏名などをマスクした認定証です)。認定証は、印刷したものを有料で依頼することもできます。
このほかオープンバッジも発行されます。合格後に発行の案内が届き、受け取れました。

オープンバッジは、発行者や取得日などの情報が埋め込まれた国際標準規格のデジタル証明書で、SNSやメールの署名などに貼って合格をリンク1つで証明できます。仕組みの詳細はG検定の記事でも触れています。