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AI活用アドバイザー認定試験 合格体験記|勉強時間・難易度・出題範囲

公開 読了 7 分

AI活用アドバイザー認定試験を受験し、無事に合格できたので記録を残しておきます。G検定に合格していたため、AIの知識を問う部分はほぼ勉強せず、この試験ならではの課題を中心に、おそらく約5時間ほどで挑みました。

なお、この記事は受験後に書いたものです。試験の制度や出題内容はその後変更になっている可能性があるので、最新情報は必ず公式サイトで確認してください。

受験日

2026年6月21日に、第13回 AI活用アドバイザー認定試験を、京都の公開会場で受験しました。

検定の概要

AI活用アドバイザー認定試験は、一般財団法人 全日本情報学習振興協会が実施する認定試験です。公式サイトによると、難解なAIのプログラムを学ぶ試験ではなく、AIの基本と利用動向を学び、利用者の側として「AI活用術」を身につけることに主眼を置いた試験とされています。実際、後述するように内容は基礎的で、AIをまったく触ったことのない人向けの入門寄りの試験という印象でした。

項目内容
受験料11,000円(税込)・学割8,800円(税込)。CBTは別途会場費
試験時間105分
出題全7課題・100問(2択・4択の選択式)
配点2択=1点(48問)・4択=2点(52問)の計152点満点
合格基準107点以上(70%相当。難易度により調整あり)
受験方式公開会場(東京・名古屋・大阪)・CBT・オンラインIBT

(2026年6月時点の公式サイトの情報です)

この試験の特徴は、課題ごとの問題数と配点が公開されている点です。配点は2択問題が1点、4択問題が2点で、どの課題に何問配分されているかが事前に分かります。ただし、各課題で2択・4択がそれぞれ何問あるかは試験当日まで分かりません。出題構成は全7課題で、次のようになっています(公式の出題範囲より。第1・第2課題、第6・第7課題はそれぞれ合算で問題数が示されています)。

課題主な内容問題数
第1課題 AIの基礎知識/第2課題 AIの技術AIの基礎知識・基礎用語、ディープラーニング、知的活動を実現する技術30
第3課題 生成AIの基礎知識生成AIの仕組み、トークン・パラメータ・学習データ、従来のAIとの違い、代表的な生成AIサービス10
第4課題 AIプロジェクトの流れAI開発を取り巻く環境、課題の落とし込み〜チューニング、運用と効果検証5
第5課題 企業・団体のAI導入事例製造・自動車・医療・金融・物流・流通・教育・行政など全16分野35
第6課題 人材・AIの導入動向/第7課題 AIの制度・政策動向企業のAI人材・導入動向、AIのガイドライン・制度、政策動向20
合計100

注目したいのは「第5課題 企業・団体のAI導入事例」が35問と最も多い点です。問題数こそ最多ですが、ここは2択中心で配点が低いため、合否に効くのは問題数の少ない他のAI関連の課題のほうです。このあたりの戦略は、あとの「難易度・所感」でくわしく触れます。

受験資格

受験資格に制限はなく、誰でも受けられます。

合格基準

合格基準は正答率70%相当(152点満点中107点以上)です。ただし「問題の難易度により調整し、正答率70%以下でも合格とする場合がある」とされています。

合格率

合格率は公式には公表されていません。ただ、前述の配点・出題構成からも分かるとおり、配点の大きいAIの基本問題さえ取りこぼさなければ、合格基準の70%相当には届きやすい試験です。言い換えれば、この試験特有の「企業・団体のAI導入事例」をほとんど取れなくても、合格は十分に可能ということです。

難易度・所感

この試験で特徴的なのが「企業・団体のAI導入事例」という課題です。各業界のAI導入事例は他のAI系資格ではあまり問われないので、この試験のために改めて対策しておく必要があります。一見すると、日頃からニュースを追っていないと解けない試験のように見えるかもしれません。

ただ、身構えるほどではありません。導入事例は2択問題が多めで配点が低く、ここをほとんど落としても、配点の大きいその他のAI問題(G検定などに比べれば難しくありません)をきちんと取れれば合格は十分に狙えます。極端に言えば、導入事例をまったく対策しなくても合格は可能です。

その対策自体も難しくありません。常日頃からニュースを追う必要はなく、後述する公式の学習資料と「一問一答 オンラインサクサク講座」を押さえておけば十分にカバーできます。2択中心で素直な問題が多いので、少し対策すれば、得点源にすることもできます。

勉強時間

勉強時間は、正確には記録していませんが、おそらく約5時間ほどです。前述のとおり、AIの知識を問う部分はG検定の勉強でカバーできていたので、この試験ならではの「企業・団体のAI導入事例」「人材・AIの導入動向」「AIの制度・政策動向」を中心に対策しました。

勉強方法

一問一答 オンラインサクサク講座

受験を申し込むと、「一問一答 オンラインサクサク講座」というWeb問題集にアクセスできるようになります。ここに100問あるので、これをすべて解けるようにしておくのが基本です。

本番でも、ほぼ同じ問題もいくつか出題されました。ただし、正答を変えてくる問題なども予想されるので、答えだけでなく選択肢や解説まで含めて理解しておくとよいです。

学習資料(公式PDF)

公式サイトに学習資料として、いくつかPDFが公開されています。とくに「企業・団体のAI導入事例」「AI活用の現況」はこの試験ならではの出題範囲なので、必ず読んでおきたい資料です。

PDFはそのまま読むだけでなく、Google NotebookLMに読み込ませて、音声解説(ポッドキャスト)・動画・クイズなどに変換して勉強しました。ただし、この機能は大量の問題を作ったり網羅的に学習したりするのには向いていないので、資料の要点をつかむ補助として使うとよいです。

公式精選問題集

実際の過去問の雰囲気を知るために、公式の問題集も使いました。

AI活用アドバイザー認定試験 公式精選問題集

AI活用アドバイザー認定試験 公式精選問題集

全日本情報学習振興協会 編集部

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実際の過去問を通じて、どんなところが問われるのか、雰囲気をつかむのに役立ちます。選択肢は「正しい文」と「一部を誤りに変えた文」で構成されることが多いので、正しい文のどこを変えて誤りの選択肢にしているかという出題の癖を知っておくと、本番で迷いにくくなります。

AIの基本的な知識

マイナー寄りの試験で情報は多くありませんが、AIに関する部分は生成AIパスポート・G検定DS検定(データサイエンティスト検定)などの試験対策がそのまま役立ちます。これらをすでに勉強している人なら、AI知識の上積みはほとんど不要だと思います。

試験当日

京都の公開会場で受験しました。同じAI活用アドバイザー認定試験を受けていた人は7名ほどで、同じ部屋では個人情報保護士認定試験・DX推進アドバイザー認定試験・個人情報保護実務検定(1級・2級)という、同じ協会の別試験も並行して行われていました。試験時間が異なるので、途中で別試験の人が退室していきます。

60分ほどで解き終わり、残りの30分は見直しにあてました。途中退席ができないので、時間が余っても落ち着いて見直しができます。

結果

合格できました。試験後に公式サイトで解答速報が公開されるので、自己採点ができます。自己採点は152点満点中137点でした。合格基準は正答率70%(107点)以上です。

合格発表の画面で結果を確認できます。合格すると、後日、合格証書と認定カードが郵送されます。

第13回 AI活用アドバイザー認定試験の合格発表画面。「合格 おめでとうございます!」と表示され、合格証書及び認定カードについての案内がある(氏名は黒塗り)。
合格発表の画面(氏名は伏せています)。

AIの知識は他のAI系資格の勉強でカバーでき、この試験特有の「企業・団体のAI導入事例」も公式資料と一問一答で十分対策できたので、すでにG検定などを持っている人にとっては、比較的取り組みやすい試験だと思います。